股関節に痛みや違和感があり、歩くと痛みが出る、重心をかけると痛い、足の付け根の外側が痛い、妊娠中足の付け根が痛く同じ体勢でいられない、など痛む場所や痛み方は様々です。原因は、筋肉や関節、骨に異常があるなどいくつかあるのでご紹介します。
まず、先天的なものをお話します。先天性股関節脱臼は、先天的に股関節の作りが不十分な状態です。他にも、母体内で股関節の発育異常が起こり、臼蓋と呼ばれる骨の窪みが不十分で、常に太腿骨との間の軟骨に負担をかけてしまう先天性臼蓋形成不全という病気もあります。
後天的なものでは、日々の生活で膝や足を使い、加齢とともに軟骨の摩耗や骨がもろくなることで発症する変形性股関節症があります。この症状は、立って歩くといった日常の動作の起点となる際に、ズキンという痛みが股関節や太ももといった脚の上部に起こります。
では、股関節が一体どうなっているのかというと、股関節内にある骨と骨との間が狭くなり関節軟骨がすり減って骨棘が出来てしまい、股関節が変形して炎症が起きています。
この変形した状態のまま過ごしていると、関節軟骨がすり減っていき関節に負荷がかかると変形した側の足が短くなっていきます。変形性股関節症が進行していくと、安静にした状態や寝た状態でも、ボキっと音が鳴るようになります。
特に多いのが筋肉の疲労による股関節痛です。「股関節だから骨でしょ?」と思う方がいると思いますが、ほとんどの方は筋肉の疲労が関係していることが多いです。
股関節の周りに多くの筋肉がついていますが、その中でも大腿直筋と大腿筋膜張筋が疲労しやすく痛みが出やすいと言われています。股関節痛の方は、歩くときにこの筋肉を常に働かせる傾向にあります。
筋肉は、疲れると硬くなり痛みが出てくるものです。身近なもので分かりやすいものでいうと、肩こりです。この肩こりも筋肉が疲れて硬くなっています。では、どうしたら股関節痛が改善されるのでしょうか?
きっと今までは、ほぐしたら少し痛みが和らぎ時間が経つと筋肉が硬くなり痛みが出る、の繰り返しだったのではないでしょうか。改善策としては、歩き方を変えることが重要です。
歩くことは、日々の生活の中で欠かせません。実際、患者様自身歩き方を気にしている方は少ないように思います。
当院では、疲労している筋肉を探し当てほぐして血流を良くし、さらに患者様の歩き方を確認して、傷んでいる筋肉に負担をかけない正しい歩き方を身につけて頂けるようにアドバイスしています。
ずっと同じ歩き方では、股関節痛を繰り返すだけです。周りにいる健康な方たちのように、痛みのない生活になれるようにお手伝いしております。
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