帯状疱疹後
痛み
帯状疱疹の症状として出ることが多いのが痛みになります。帯状疱疹は神経に沿って痛みが出るので体のいたるところに出る可能性があります。
水ぶくれ
痛みの次に出やすい症状としては体の各所に出る赤みや水ぶくれになります。人によっては痛みが出ずに水ぶくれが出る場合もあるので注意が必要です。
耳鳴り・難聴などの耳の症状
耳やほっぺたやアゴに帯状疱疹が出る場合は難聴や耳鳴りなどの耳の症状が出る場合もあります。帯状疱疹が治ると自然と治るのが特徴です。
発熱
リンパ節の腫れによる発熱も出る場合がありますが微熱で終わることが多く、見過ごされることも多いようです。
帯状疱疹後に対する当院の考え
帯状疱疹後の症状に対しての施術として当院では鍼施術が有効であると考えています。
鍼施術を行うことで体は疲労が軽減され、免疫機能が増進し、ストレスが緩和され、自律神経が調整されます。痛みが軽減されるだけでなく、帯状疱疹後に現れるさまざまな症状の悪化を未然に防ぐことができる体をつくるのに役立ちます。
また、一般的に帯状疱疹は体幹部に症状が現れることが多いですが、個人によっては難聴や耳鳴り、かゆみなどの症状が現れることもあります。鍼施術はこれらの症状にも効果が期待できるため、選択肢の一つとして考えられます。
帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか
帯状疱疹が見られた後、何も処置を行わないで放置してしまうと、頭痛や発熱などの全身症状が現れることがあります。特に発熱は、重度の場合には39℃以上にまで上昇し、非常につらい症状となります。
また、首から上に発症した帯状疱疹は、重篤な場合に失明、顔面麻痺、難聴などの神経症状を引き起こすこともあります。
さらに、帯状疱疹の皮膚症状が治まった後でも、刺すような痛みや焼けるような痛みなどの持続的または間欠的な痛み、感覚麻痺などが続くことがあります。これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。
帯状疱疹後の軽減方法
帯状疱疹後の軽減方法として、医師による診断のもと、薬物療法と生活習慣の改善方法が考えられます。
薬物療法には、抗ウィルス薬、内服薬、外用薬などがあります。
次に、生活習慣の改善方法です。過度なストレスや疲労を蓄積させないことが大切です。過度なストレスは免疫力低下につながる可能性があるため、十分な睡眠やストレス軽減法の実践が重要です。
体を冷やさないように心掛けることも大切です。温かいお風呂などで体を温めることが役立ちます。また、皮膚に不快感が残る場合、患部を過度に刺激しないように注意し、ガーゼなどを使用して刺激を和らげることが必要です。
帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
帯状疱疹の症状を軽減するため、当院では鍼施術をお勧めしています。
鍼施術には調整作用、誘導作用、転調作用、消炎作用、反射作用、防衛作用などの効果がありますが、特に消炎作用と防衛作用が効果が期待できます。
鍼施術により白血球数が増加し、炎症反応が抑制され、各種疾患の治癒プロセスが促進されます。
また、帯状疱疹の原因として疲労やストレスによる免疫力の低下が考えられます。そのため、ストレスを蓄積しないよう心掛けることが大切です。適切な睡眠とストレス軽減法の実践は免疫力向上に役立ちます。
さらに、筋緊張を和らげるためにストレッチを行い、姿勢不良による筋緊張や疲労を矯正施術によって軽減することもお勧めします。ただし、いずれの施術でも一回で軽減することは困難なため複数回の施術が必要になります。
当院では患者様の健康を最優先に考え、適切な施術を提供しておりますので、お気軽にご相談ください。
その施術を受けるとどう楽になるのか
先に述べた通り、鍼施術は血流促進により免疫力向上や筋緊張の軽減が期待されます。ストレッチも、深呼吸をしながら特に筋緊張が強い部位を伸ばすことで、広い範囲の筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。
姿勢矯正では、例えば猫背の場合、頭が前に傾くために首肩背中に余分な負担がかかります。姿勢を正すことで上半身周りの幅広い範囲の疲労感を緩和する効果が期待できます。
軽減するために必要な施術頻度は?
施術の頻度について、理想的には「毎日」が最良ですが、生活スケジュールとの調和を考えると「週に1~2回」をお勧めしています。
可能であれば最初は状態の安定を図るため詰めてご通院いただき、安定してきたら少しずつ通院間隔を広げていくのが理想的です。
治療期間については、患者様お一人お一人の状態により異なりますが、初めの段階では軽減の見込みがはっきりしないことがあります。そのため、最低でも3ヶ月を目安にご通院いただければと考えています。