足関節捻挫
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捻挫の程度にもよりますが、主な症状として5つあります。
痛み
足関節捻挫では骨の形状的に内側に捻るパターンが多く内側に捻る動きや体重をかける時などにくるぶしの外側に痛みが出る場合が多くあります。
圧痛
内側に捻り外くるぶしの前側の靭帯を痛める事が多くその部分を押すと痛みが出ます。
腫れ
痛めた靭帯を中心に外くるぶしが大きく腫れます。
熱感
触ると痛めた靭帯を中心に熱があります。
皮下出血
いわゆる青あざです。痛めた直後には出ることは少ないですが、次の日などに痛めた箇所より下部に皮下出血が見られることがあります。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
捻挫(ねんざ)を起こした直後は「RICE処置」という下記のケアが基本といわれています。起こったときに慌てないよう、覚えておくと便利です。
R=REST(安静)
痛む場所を動かさず、なるべく安静に過ごしましょう。ここで動かしてしまうと、さらに傷口を広げ出血や腫れがひどくなり再発の可能性を高めてしまい治癒までに時間がかかってしまいます。
早期治癒への第一歩です。
I=ICE(冷やす)
患部を氷や冷水などで冷やします。
冷やす時間は大体15分程度。冷やしすぎることで凍傷も起こる可能性がある為、30分以上は冷やしすぎになります。
それを1時間ごとに1度行い3クール程度行います。
*ただし、冷やす意味は「痛みの緩和」がメインです。痛みの少ない方は血流が悪くなる為治癒を遅くする要因となります。不用意に冷やさないでください。
C=COMPRESSION(圧迫)
どんどん患部が腫れてくる場合には、損傷の程度が強い証拠である為、それ以上に腫れを出さないために患部の圧迫をします。
例えば包帯固定やテーピングがそれに該当します。
ただし、あまり強く圧迫は患部の循環が悪くなる為、自分で行う場合には数時間事に巻き替えましょう。
E=ELEVATION(挙上)
腫れや出血などを防ぐためにも、出来れば心臓よりも高い位置に挙げて血流の滞りを防ぎます。
手であれば三角巾を用いたり、足であればクッションなどの上に足を乗せておくといいです。 -
足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
・傷んだ靭帯を修復するには適度な安静と固定、冷却といった処置が大切です。
痛みや腫れがないからといって捻挫を放置すると、傷んだ靭帯が修復できずに治りが遅くなってしまうことがあります。
・捻挫を放置するリスク2つめは、何度も捻挫を繰り返すようになるということです。
靭帯がゆるんだ関節はグラグラと安定しないため、同じ捻挫を繰り返す「くせ」のような状態になってしまうのです。
・捻挫を放置するリスク3つめとして挙げられるのが、手術が必要になる可能性があるという点です。
捻挫を繰り返すと関節の軟骨がすり減ってしまったり、伸びてゆるんだ靭帯が切れてしまうことがあります。
切れた靭帯は自然治癒させるのが難しいので、手術で縫い合わせる必要があるのです。 -
足関節捻挫の改善方法
当院施術スタッフは柔道整復師という資格を持っており、外傷に特化した知識を持っています。
主に改善の為に出来る事は急性期であれば、アイシング、包帯またはテーピング、シーネ固定などが可能です。
また、改善の速度を速める為に鍼治療をお勧めする場合もございます。
捻挫にも損傷の度合いがあるので、ご来院いただいてから判断をさせていただければと思います。
足関節捻挫のクセがついている方に関しては矯正治療も有効です。
足のアライメントを整える事で緩んでしまい繰り返し痛めやすくなっている靭帯の負担軽減につながります。 -
足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
当院での足関節捻挫改善に効果的な施術メニューは、
損傷の度合いにもよりますが、固定は勿論、当院では症状早期改善の為、鍼治療の推進も行っております。
鍼治療は炎症の鎮痛効果もあるので、当院自慢の鍼灸師が対応をしてくれます。
また包帯、テーピングなどの固定もお任せいただければと思います。
捻挫癖に関しては、バランスを整える、矯正治療、
下肢の緊張、足関節のアライメントを整える足の極みと言う治療がオススメになります。
一度でも足首の捻挫をしたことがあるという方は当院でのケアは多くのメニューがあるので、お任せください。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
足関節捻挫に関しては症状の度合いで治る期間が大きく変わります。
軽いものに関しては1週間程度での軽減が見られますが、
靭帯の部分断裂が起きている場合は1カ月程度かかるケースが多いです。
また年齢によっても治り方が大きく変わるので、
施術を施す事により、治癒期間が短くなる事は間違いないです。
放っておくと、癖になったり、バランスが変わったりするので、
当院ではそこを含めて何が合うかをヒアリングし施術を行っています。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
改善に必要な頻度としては、炎症が強い場合毎日のご来院をオススメしています。
症状によっては固定も行うので、進捗を追わせていただく協力もさせていただきたい為です。
当院では自宅でのケアもお伝えしているので、患者様により痛みが少なく、早く改善をしていただけるよう努めておりますので、毎日が無理でも、来れる頻度での改善をさせていただきます。