膝の痛み
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膝が腫れる
歩きはじめるときに痛い
正座がしづらい
膝の内側を押すと痛い
和式トイレがつらい
立ち上がるときに痛い
30分以上歩くと膝が痛い
階段の上がり、下がりのときに痛い
膝を動かすとギシギシ音がする
関節のこわばりが強くなり、ひざが動きにくくなる
痛みが続き、ひざに腫れや熱感がある
ひざに水(関節液)がたまる
O脚が進行する
過去に膝の怪我で医者にかかったことがある
痛みのために歩けなくなる
関節が硬くなり曲げられなくなる当てはまる項目は何個ありましたか?
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膝の痛みに関する当院の考え
膝が痛くなる流れを考えてみましょう。
1、上体が前屈して重心がずれ、腰への負荷が増します。
→呼吸器の機能低下や強いストレスなどで肩が落ち、前屈姿勢になります。前屈した分だけ重心が上へ移動。腰で上体の重さすべてを支えることとなるため、腰の負担が増します。人によっては、この時点で腰に痛みを感じることもあります。2、バランスをとるため骨盤が後傾し膝が出る。
→前屈すると、背骨のS字カーブがなくなり後弯に。その崩れたバランスを調整しつつ、腰への負担を減らすため、骨盤が後傾する。しかし、それだけでは不十分なので、膝を軽く曲げて前へ出してやっとバランスがとれる。3、体の重さすべてを膝関節が支える。
→体重の重さは通常、背骨→腰→膝と真っ直ぐ下へ移り、各部位で負担が軽減される。しかし前屈して骨盤が後傾すると、膝に全体重がかかる。4、膝だけで十分に支えきれずに痛む。
→膝関節は歩いたり走ったりする際の衝撃を和らげている。そのため負荷は非常に大きく、支えきれなくなって痛み出す。というように段階を追って膝は痛みが出てくるのです。
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膝の痛みを放っておくとどうなるのか
始めは立ち上がりの時や歩き始めなどの動きの開始時に痛みが出ていたが、休めば痛みが取れるということで、膝の痛みをそのままにしておく方が多くいらっしゃいます。しかしそのままにしておくと、正座や階段の上り下りが困難になり、最終的には安静時にも痛みが出て、変形が目立ち、膝が真っ直ぐに伸びず歩行が困難になります。
なぜそのようになってしまうのでしょう?それは、関節にある軟骨がすり減って変形したり、骨と骨が擦れたりすることにより炎症が起こり、痛みやこわばりなどが起こるのです。これを変形性関節症と言い、膝関節に多く発症します。また、膝だけでなく股関節や足関節などにもよく見られます。
変形性膝関節症の治療には運動療法や薬物療法などの保存療法と手術があります。
進行度や患者様の希望にもよりますが、基本は運動療法です。早期発見早期治療がとっても大切です。しかし、動くと膝が痛い患者様は、出来るだけ運動したくないと言うのが本音だと思います。しかし、運動しないと筋肉はどんどん痩せ衰え萎縮といって筋肉が縮んでしまうのです。そうすると、筋肉で膝を支えることが出来ず膝の関節への負担が増えます。膝への負担が続くと骨が無理な方に引っ張られ膝の変形性が進みます。このような状態になると腰や股関節などの他の部位にも悪影響を及ぼしていきます。
最終的には、始めお話したように膝が真っ直ぐに伸びず歩行が困難になり、介護が必要な状態になったり、手術をしなければならない状態になってしまいます。
運動療法や薬物療法などで適切に治療し症状を改善させ、進行を遅らせる努力が必要です。 -
膝の痛みの軽減方法
1、腰〜膝の外のラインをマッサージもしくはストレッチポールをお持ちの方は使って硬さを改善してみてください。ポイントとしてはマッサージもストレッチポールも早いスピードで行わないことです。
2、太ももの前側の筋肉に繰り返し力を入れる運動
膝蓋骨と周囲の関節包が太もも側に引き寄せられ、硬くなっている部分をほぐす効果が期待できます。
①足をしっかり伸ばして座る。
②太ももの前側の筋肉に力を入れ(5~10秒)たあと、緩める。
これを10回繰り返す
【難しい場合】
ひざの下に巻いたタオルを置き、押しつぶすように力を入れるとうまくできます。
【より効果を高めたい場合】
足首の下にタオルを置いて行うと、ひざの裏側も伸ばすことができます。
3、お風呂で正座
①お風呂で腰をまっすぐ伸ばしてひざをつく
②湯船の縁につかまりながら、ゆっくり腰を下ろしひざを曲げる
③ひざに突っ張りを感じるあたりで姿勢を5秒~10秒維持
まずは出来そうなコトを1つでもやってみましょう。膝関節炎の場合は、溜まった水を注射などで抜き、ステロイド剤などで症状の緩和を試みます。日常的にはサポーターで動きを補助する。関節ネズミの場合は、手術で骨片を取り除く必要があります。
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膝痛改善のためにおすすめする当院の施術メニューとは
1、鍼
自然治癒能力を高められるので、痛みが強く出る箇所や筋肉が緊張している部分に鍼を打つことで血流を改善し老廃物を流す働きがあるので症状が緩和し、筋肉を緩ませる働きがあります。
急性症状のギックリ腰、坐骨神経痛、寝違えなどに有効的です。2、全身矯正
お身体の前後の筋肉バランスを整え全身の歪みを調整し、痛みが出づらくさまざまな症状の改善を促します。
全身の筋肉をほぐして体のこりや緊張をゆるめ、全身の骨格を調整していきます。
期待できる効果の例として、全身の血流・リンパ液の流れを改善/胸郭周辺の筋緊張などの緩和/肩甲骨周りの動きを正常化/足腰の筋疲労の軽減などです。3、EMS
電気的筋肉刺激装置といい、脳の代わりに電気を流し、筋肉を刺激させる機械です。
EMSの5大効果として、①痛みの早期回復②筋力アップ③ダイエット④シェイプアップ⑤姿勢改善ができます。
EMSを使用し、インナーマッスルが効果的に鍛えられ、体全体の姿勢や関節の位置を安定させることができるのです。 -
治療頻度その治療を受けるとどう楽になるのか
1、鍼治療をすることにより血流を改善し老廃物を流す働きがあるので症状が緩和し、筋肉を緩ませる働きがあります。
筋肉の硬さをとる治療です。2、全身矯正をする事で全身の骨格の歪みが取れ、バランスの良い骨格になります。
3、最後にEMSを行うとことにより骨格を支えるインナーマッスルがつき体全体の姿勢や関節の位置を安定させることができるのです。
また、筋肉を鍛えることで筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることができます。多くの症状の場合、患部(ヒザ)だ骨盤のズレや歪み、身体のバランスを整えることで、全身の骨格が整います。
施術前の悪い状態に戻ろうとする期間も長くなり、正しい状態を保ち続けられ、痛みや症状が次第に落ち着いてきます。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
治療の間隔は患者様のお身体の状態によって異なりますが、最初の3ヶ月が身体に覚えさせる期間にあたり、もう3ヶ月で定着させる期間にあたりますので最低でも6ヶ月間は治療を続ける必要性があります。
週単位ならば最低でも週に1回は必ず通院されることをオススメします。
筋肉や骨格は一度正しい位置に矯正してもまたダメな位置に戻そうとする働きが生じてしまうので出来るだけ通院間隔をあけず通われるのが理想のお身体に近づける近道になります。