坐骨神経痛の改善報告

患者様の年代

40代

患者様の性別

男性

ご職業・生活スタイル

デスクワーク中心 、長時間の座位姿勢が多く運動習慣があまりない会社員
猫背で腰に負担がかかりやすい

症状の発生時期・きっかけ

右のお尻から太ももの後ろ、ふくらはぎにかけてしびれを感じる状態がありました。
座ってから三十分ほど経過すると、ビリビリとした感覚が強くなり、立ち上がる際にも電気が走るような違和感を感じることがありました。
また、歩き始めにも軽いしびれが残る状態でした。
安静にしていても、しびれが完全に消えることは少なく、前かがみの動作や身体をひねる動きで症状が強まることがありました。
感覚が鈍くなるといった訴えはありませんでしたが、座った後には常に違和感が気になる状態が続いていました。

日常で何ができなくて困っていたか?

靴下を履く動作やズボンをはく動作、前かがみになって洗顔をする動作などで、強いしびれや痛みを感じることがありました。
動くたびに姿勢を変えざるを得ず、身支度に通常の倍ほどの時間がかかるようになり、困っている状態でした。
また、足を組むだけでもしびれが強まるため、仕事中も落ち着いて座っていられず、何度も座り直すことで集中が途切れてしまう状況が続いていました。

どのような施術を行ったか?

初回は、腰部から臀部にかけて筋肉の緊張が強くみられ、右の坐骨神経の走行に沿って痛みやしびれを感じている状態でした。
そのため、まずは指圧により、多裂筋や臀部筋群の硬さをやさしく緩めるように施術を行いました。
特に梨状筋の圧痛や緊張が目立っていたため、この部位を中心に調整を行いました。

また、骨盤の後傾や左右差がみられたことから、骨盤への施術を行い、身体のバランスを整えることで、腰椎の動きが出やすくなるようサポートしました。
あわせて、神経周囲の血流の促進が期待できるよう、鍼灸施術を取り入れ、痛みやしびれの軽減を目指していきました。

施術後には、前屈動作時の痛みがやや落ち着いた様子がみられました。
その後、ご自宅で入浴後に行えるハムストリングスのストレッチについて指導を行いました。

施術のポイント・解説

坐骨神経に関連する症状の主な要因が、長時間の座位による臀部の筋肉の緊張と、骨盤の後傾による神経への負担であると考えられたため、まずは指圧により浅層筋から深層筋へ段階的にアプローチしました。
梨状筋や中殿筋にみられた硬さに対しては、神経を過度に刺激しないよう配慮し、圧の強さを最初から強くしすぎないよう調整しながら施術を行いました。

また、骨盤のゆがみが姿勢の乱れやしびれの出やすさに関係していると考えられたため、骨盤への施術についても強い刺激は避け、可動域を確認しながら身体のバランスを整えるように進めました。
鍼灸施術は、深層部の血流促進が期待できることから併用し、指圧のみではアプローチしにくい部位の筋肉の緊張を緩めることを目的として行いました。

ストレッチについては、再発の予防を意識しながら、臀部やハムストリングスの柔軟性を高めることを重視して指導しました。

通院頻度・期間の目安

初期は、週二回の施術を計六〜八回、期間としては約三〜四週間を目安に通院をご提案しました。
痛みやしびれの状態に応じて来院間隔を調整し、症状の軽減がみられてきた後は、再発予防を目的として週一回程度の継続的なケアを行っていく方針としました。

施術後の変化・現在の状態

腰部の重だるさや下肢のしびれは、時間の経過とともに徐々に軽減していきました。
長時間座っていても痛みが強くなりにくくなり、立ち上がる動作や靴下をはいたり脱いだりする動作も、以前と比べてスムーズに行えるようになっていました。
現在は軽度の違和感が残ることはあるものの、日常生活への支障は少ない状態が続いています。

患者様からの喜びの声

座っているだけでも痛みを感じていた状態から、施術を受けることで長く座れるようになったとお話しされていました。
靴下やズボンをはく際につらさを感じていた朝の動作も、現在ではスムーズに行えるようになったと感じていらっしゃるご様子でした。
また、しびれが軽くなったことで、仕事中もしびれが気になりにくくなり、集中しやすくなったことに気づいたとお話しされていました。
その結果、日常生活の快適さを実感できるようになったことを、とても喜ばれていました。

担当者からの結び・アドバイス

坐骨神経に関連する症状は、長時間の座位や姿勢の乱れによって負担が増し、症状が出やすくなることがあります。
適切なケアを行うことで、症状の軽減が期待できる場合もあります。

まずは無理をせず、痛みやしびれが出やすい動作をできる範囲で避けながら、日常の中でこまめに身体を動かすことが大切です。
日常生活では、椅子に深く腰掛けることや、足を組まないこと、前かがみや身体をねじる動作を控えることなど、姿勢を意識して過ごしていただくことをおすすめしています。

症状が続く場合には、早めに整骨院へ相談し、筋肉の緊張をゆるめる施術や骨盤へのアプローチ、ストレッチなどを取り入れながら、再発予防を意識したケアを行っていきましょう。